遊戯王マスターデュエルにおけるデッキの作り方指南

初めまして!ガイアと申します!

ここではスマホアプリゲーム『遊戯王マスターデュエル』をインストールして遊戯王デビューを果たしたがどんなデッキを組めば良いのか分からない!という人に対して私が実践しているデッキの組み方を教えて、少しでもデッキを組む際の参考になればと思います。

最初に決めること

まずは「自分のしたいこと」を考えます。

これは遊戯王に限らず多くの事柄にも言えることなのですが明確に目的が決まっている場合、人はある程度しなくてはいけないことを理解します。例えば「お肉が食べたい」と目的を決めたら店で食べるのか家で作るのかを考え、家で作るなら必要なものは何かと言うように、目的が具体的であればあるほど取るべき行動は明確になります。

私はこれを遊戯王で考えると「勝つデッキ」か「遊ぶデッキ」 かを決める所から始めます。「勝つデッキ」は言葉通りランクマッチやイベントで必ず勝てるように構築し、「遊ぶデッキ」は勝率は高くなくても「このカードでトドメを刺したい!」や「この展開を作れたら強くね?」と言った自分が笑顔で遊べる為だけのデッキを構築するようにしています。

デッキのテーマ決め

勝つか遊ぶかを決めたら次にデッキの「テーマ」を決めましょう。テーマとは主にカードの先頭に書かれている単語のことです。その単語が含まれているカードでデッキを固めることでそのテーマに沿った動き、展開が出来るようになります。メジャーなテーマを紹介すると「ブラックマジシャン」や「ブルーアイズ」がテーマになります。

ここで重要になるのは「遊戯王の原作アニメや漫画、OCGを知っているか」になります。原作やアニメを見ているとこのキャラの使っているデッキが組みたかったり、紙の遊戯王だとお金が掛かり過ぎて作れなかったデッキを組みたい等の方針が定まりやすいですが、友人に誘われて入れてみた等の前情報が全く無い状態でデッキを組もうとするとどんなテーマがあるのかすら分からないと思います。

前情報が無い場合は「遊戯王以外の自分の好きな物」を考えてみましょう。遊戯王は本当に多種多様なデッキテーマがあります。魔法使いやドラゴン、妖精や花、挙句の果てには寿司やペンギンと言ったマニアックな物もテーマとして存在しています。遊戯王のテーマで自分の好きなテーマが分からない内は自分の好きな物をモチーフにしたテーマを探すと良いでしょう。例えば車や重機等の乗り物が好きな人なら「無限起動」や「ロイド」、ホラー映画やお化けが好きな人なら「リヴェンデッド」や「魔妖」、鳥や獣が好きな人なら「ふわんだりぃず」や「メルフィー」、ケモナーなら「空牙団」や「LL(リリカル・ルスキニア)」と言ったものが候補に挙げられます。

自分の好きなテーマを探す際に使用するのがデッキ編成画面にある検索機能です。この機能の中にある条件検索を使用すると好きな物のジャンルをある程度絞り込むことができます。先程例に使ったテーマを探そうとするなら乗り物は機械なので機械族で条件検索、ホラー物ならアンデット族や悪魔族で条件検索、ケモナーを含む動物なら獣族、獣戦士族で条件検索するとその種族のモンスターカードが並びます。更に絞り込むなら属性も加えると良いでしょう。乗り物なら飛行機は空を飛ぶので風属性、船なら海を渡るので水属性、地上を走る車や列車なら地属性と言う様に属性はその物が持ってそうな「」を連想すると分かりやすいかも知れません。

デッキ作り

自分の好きなカード、テーマが決まったらいよいよデッキ作りです!しかし「好き」でカードを探した人はどのカードがそのテーマのカードなのか分からないでしょう。その時に使うのが先程も使った検索機能とカード詳細画面にある「関連カード」項目です。

「関連カード」はそのカードのテーマカードだったり、そのカードを出しやすくするサポートカードだったり、そのカードのテキストに書かれている名前の入ったカードが勝手に選別されて表示される機能の事です。この機能を使えば少なくとも関係の無いカードを入れてデッキを動かしにくくなるという事故が少なくなります。しかし、この機能は「カード詳細画面に表示しているカード」に関する関連カードなので同じテーマでも全く関連性の無いカードだと表示されない為注意が必要です。そのような場合に併用するのが検索機能にある「テキスト検索」です。

テキスト検索とは入力したワードが全て入っているカードを全て表示してくれる機能のことです。これを使えばテーマの名前にある単語を入力すればほぼ全てのテーマカードを確認できる様になります。しかしこれにも少し難しい点があり、入力した単語が含まれるカードを表示する関係上どうしてもテーマと関係の無いカードも表示されます。「関連カード」と「テキスト検索」の機能を上手く活用してどのカードがテーマカードなのかを把握していきましょう。

テーマカードをあらかた把握したら早速デッキに投入していきましょう。ここで私が最初にやっていることはテーマカードを「全て」3枚ずつデッキに入れることです。テーマカードだけでメインデッキが40枚以上になってから少しずつ使わなさそうなカードを抜いていく様にしています。何故なら組む時点でどの様な動きや必要なカードがわからない場合全てのテーマカードを入れておけば少なくとも「このカードが必要だったのか」と言った事故が無くなるからです。次に行うのはメインデッキ内のレベル5以上のURモンスターカード、またはEXデッキ内のURモンスターカードのテキストを確認するです。これはそのテーマデッキの切り札を理解するという行動です。一部の例外を除いてレアリティにおけるURのモンスターはそのテーマの顔とも言える切り札です。そしてその切り札を出して相手を倒すことがそのテーマの戦い方になるのでその切り札が出せなければ勝つことは難しいと思われます。そしてメインデッキの方の「レベル5以上」と言う条件の理由としてはURカードの中には切り札以外にこのカードを初手に使用して展開が始まると言った俗に言う初動に使うカードもURに設定されています。それらはレベル4以下のモンスターカード、もしくは魔法カードと言う形が多いのでそのカードで相手を倒すという動きはしないからです。初動のカードは基本的に3枚入れておくのが大事なのでそれ以外を見てカードの取捨選択をしていった方が良いということです。

切り札を理解したら次は「この動きが通れば必ず切り札を出せる!」という道筋を一つ作りましょう。その道筋を軸にしておき、他のカードをその道筋を妨害されにくくしたり、その道筋に繋げられる脇道となるカードで固めるとデッキ構築がしやすいと思います。切り札への道筋を多く作りすぎると道筋のパーツカードがばらけて来てしまいうまく切り札まで繋げられないといったことになるので慣れるまでは軸一つにしておきましょう。

デッキを完成させたら次はそのデッキに入っているカードを集めましょう。カード集めには「カード生成」「シークレットパック」を活用するとカード集めが楽になります。カード生成はカード詳細画面にある項目でCPと呼ばれるカードを分解した際に手に入るポイントを消費して狙いのカード1枚を獲得するという機能です。そしてそのカード生成でSR以上のカードを生成した場合、もしくはカードパックを引いた際にSR以上のカードを当てた場合にシークレットパックというものがショップに出現することがあります。そのパックは全てのカードがランダムで当たる闇鍋のマスターパックと違い、ガチャを引いた時の8枚の内4枚がシークレットパック内の狙いのカードが含まれた少ないカードプール内から引かれるというパックです。どのカードを生成/当てたらシークレットパックが出現するかはカード詳細画面の「入手方法」の項目から確認できます。

個人的に実践している流れとしてはまずショップの特設コーナー内にあるセット商品という場所で汎用URカードが1枚付いてくるマスターパックを購入→そのパックで当たった使わないURやSRのカードを分解してCPを貯める→自分のデッキ内にあるSR以上のカードを1枚生成してシークレットパックを解放→そのシークレットパックを引いてデッキパーツを当てていく→シークレットパックで当たったカード内の使わないカードを分解しCPを獲得→そのCPで当てられなかったカードを生成してデッキを完成させる。と言った流れになります。セット商品を購入しきっている場合はマスターパックよりセレクションパック(限定ガチャみたいなの)を引いた方が同一テーマのカードが当たりやすいので狙いのデッキ作成の副産物として別のデッキが作れるということがたまに起きるようになるのでオススメです。

カード生成とシークレットパックを活用してカードを集めきったら自分のデッキの仮組みが完成したことになります。次はそのデッキを実際に使用し動かせるかを確認していきましょう。

実践と調整

デッキを完成させたら早速デュエルをしていきデッキが本当に狙った展開が出来るかを確認していきます。完成させたデッキはまだ仮組みなのでデュエルを実際に行い、そのデュエルから何のカードが必要だったり不要なのかの微調整をしていきましょう。ただ、ランクデュエルやフリーデュエルで練習しようとすると相手によってはガチガチの熟練者に当たり、何も出来ずに敗北してしまいデッキが回せているのかすら分からないといったことが起きるのでまずはソロモードで戦い、デッキの確認をしていきましょう。ソロモードとは遊戯王のルールを学びつついくつかのデッキテーマを紹介しつつそのテーマの背景ストーリーを見れるモードになります。そこで戦う相手はデッキ固定であり、また先攻後攻を選べるので練習がしやすいという利点があります。

私がオススメするサンドバッg,,,もとい、練習相手は『剣闘獣の栄光』というゲート内にある☆3のチャレンジデュエルです。

そこを練習相手に選んでいる理由としては剣闘獣というテーマはモンスターがバトルフェイズに攻撃した後効果が発動するといった展開を行うテーマなので攻撃に合わせて自分のカードの効果や罠を誘発させやすく、妨害カードが少なく(本当は多いがレベルが低いため使用してこない)自分の展開が止められにくく、効果破壊を程よく使ってくるため防御面にも気を配れるといった戦いやすい相手のためよくボコしてデッキの使い心地を試すようにしています。相手フィールドにモンスターを残さないように戦えば相手は何もしてこなくなるのも戦いやすい理由です。

そうしてデッキを改良していきCPU相手なら何もさせずに倒せるようになれたらいよいよオンラインでデュエルしていきましょう。ここで常に心掛けておいてほしいのは「相手のデッキに関心を持つ」ことです。同じテーマでも使う人によって全く異なる展開を行ったりします。自分が使用しているテーマと同じだからと言って何も考えずにデュエルするのではなく「この人はこのカードを起用しているのか」と関心を持っておけば別のテーマへの見聞が広がったり、「このテーマはこのカードを妨害したら展開が止まる」というように次同じテーマと当たった時に対策がとれたりします。相手はそのテーマデッキの先生ということを覚えておきましょう。対戦相手のデッキを確認するには「対戦履歴」の項目から確認できるので気になるテーマやカード、展開を見つけたときは積極的に確認してカードの知識を増やしていきましょう。

最後に

これで私が行ってるデッキ構築の仕方は全てになります。私が紹介以外にも公開されているデッキを見たりYoutubeでデッキの構築や動かし方を学ぶといった方法もあります。ただこれらの方法だと私はどうしても「他人から貸してもらった強いデッキで戦っている」という認識になってしまい自分のデッキと思えませんでした。私が紹介した方法なら必ず原型は自分の考えたデッキになるので自信をもって「自分が考えた自分だけのデッキ」と言えます。また、最初に作るデッキは愛着や思い入れも強くなりやすいです。そのデッキを「模倣した」デッキではなく「自分だけで考えた」デッキにすることでより愛着が沸きモチベーションの維持につながると思います。この記事を見た方のデッキ構築に少しでも参考になれることを祈ってます。